メキシコ市(CNN) メキシコ南部で10日夜にマグニチュード(M)6.5の
強い地震があり、国営メディアによれば震源に近い地域で2人が死亡、
建物の損壊などの被害が出ているようです。
首都メキシコ市でも強い揺れを感じる程だったようです。
米地質調査所(USGS)によれば、地震は同日午後7時47分ごろ、
メキシコ市から約160キロ南南西のゲレロ州で発生しました。
震源の深さは約64キロと深い震源でした。
国営通信によると、同州ではこの地震で車の上に岩が落下して1人が死亡したほか、
倒壊した家屋の下敷きになって別の1人が死亡
住宅50棟あまりが損壊し、少なくとも4人が負傷した模様です。
メキシコ市ではこれまでのところ大きな被害は出ていないもようだが、
エブラルド市長は地震の直後に短文投稿サイト「ツイッター」で、
市内の複数地域が停電していると伝えた。
夜に、しかも大きな地震があった後の停電は恐怖感が増します。
市内にはサイレンが鳴り響き、揺れに驚いて家から飛び出す住民もいたそうです。
同市郊外に住む方の話によると、横揺れが3分ほど続き、
ガス機器を使わないよう住民に呼びかけたそうです。
一部では携帯電話もつながりにくくなったといい、
「これまで私が経験した中で最大の地震だった。誰もがパニックになった」
と話す人もいる位です。
まだまだ地震予知が完全に出来る事は有りません。
日頃から万一に備える心のゆとりを作っておきましょう。