2004年12月にマグニチュード(M)9・1の巨大地震が発生したインドネシアの
スマトラ島沖で11日未明、余震とみられるM7・3の強い地震が発生した。
気象庁などによると、地震が起こったのは同日午前3時37分ごろ。
震源地はスマトラ島北部西方沖で、震源の深さは29キロ。
インドネシアの気象当局はスマトラ島全土に津波警報を出したが、間もなく解除した。
同国災害当局によると、現在のところ死傷者の情報は入っていないが、アチェ州西アチェ県では
住民がパニック状態になり、家屋から飛び出した。
気象庁は、日本への津波の影響はないとしている。
東日本大震災からちょうど10カ月。宮城県警は被害が大きかった同県気仙沼市の
海岸線で行方不明者の集中捜索を実施する。
今回のスマトラ島沖の地震は、巨大地震の場合、M7級の余震が
10年近く経過しても起こることを如実に示している。