6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から今日で17年になり、
神戸市の追悼行事では、地震が起きた午前5時46分に合わせて犠牲者に黙とうをささげました。
神戸市中央区の公園、「東遊園地」で行われる追悼行事では、
震災で家族や友人を亡くした人たちが集まり、震災の日付「1.17」の形に
並べられたろうそくに火をともしました。
そして、地震が起きた午前5時46分に合わせ、集まった人たちが黙とうをささげました。
この追悼行事には、宮城県名取市の佐々木一十郎市長ら東日本大震災で被災した人たちも
招かれていて黙とうしました。
震災から17年がたって被害が特に大きかった地区で進められた区画整理による
街づくりは、去年、完了しましたが、再建された商店街ににぎわいを
どう取り戻すのか課題が残されたままです。
また、神戸市で、震災を経験していない人は、人口の3分の1を超え、
次の世代に震災の経験をどう継承していくのかも課題になっています。
ことしの追悼行事では、東日本大震災が起きた午後2時46分にも黙とうが行われる予定で、
阪神・淡路と東日本、2つの大震災の犠牲者を追悼するとともに、
17年前の経験や教訓を東北の被災地の復興にどう生かすか、共に考える一日になります。
阪神地域では、『上町断層帯地震の脅威 首都直下型地震の3・5倍』で記載のあるとおり、上町断層帯での地震を警戒する動きがあります。
年明け早々に東北、関東で起きた地震も気を引き締めるようにと言う戒めのようにも
感じましたが、今日という意味のある日を皆さんも震災について少しだけ
考えて頂ける事を願っております。