休みの人がほとんどだったかとおもいますが、28日土曜日、午前7時43分ごろ、
富士五湖直下を震源とするM(マグニチュード)5・4の地震が発生し、
最大震度5弱を観測しました。
あの緊急地震速報を耳にされた方も多いのではないでしょうか。
昨年3月11日の東日本大震災以降、噴火の可能性も指摘されている富士山の
近くだったこともあり、専門家は警戒感を強めているとの事です。
さらに、その後も地震が頻発してます。
発生時刻 情報発表時刻 震源地 マグニチュード 最大震度
2012年1月29日 18時38分 ごろ 2012年1月29日 18時43分 山梨県東部・富士五湖 2.9 2
2012年1月29日 18時26分 ごろ 2012年1月29日 18時31分 山梨県東部・富士五湖 2.3 1
2012年1月29日 17時41分 ごろ 2012年1月29日 17時46分 山梨県東部・富士五湖 3.2 2
2012年1月29日 17時39分 ごろ 2012年1月29日 17時41分 山梨県東部・富士五湖 2.8 1
2012年1月29日 16時46分 ごろ 2012年1月29日 16時51分 山梨県東部・富士五湖 4.7 4
2012年1月29日 15時16分 ごろ 2012年1月29日 15時20分 山梨県東部・富士五湖 2.9 1
28日の地震は、気象庁によると震源地は山梨県東部・富士五湖で、震源の深さは18キロ。
山梨県富士河口湖町や同忍野村で震度5弱となり、甲府市や神奈川県厚木市で震度4、
東京都千代田区や横浜市でも震度3を観測しました。
地震そのものによる被害は有りませんでしたが、多くの人が気になったのは、
この地震の震源地が富士山ときわめて近い地点にあったこと。
「富士山は噴火するのでしょうか?」と心配した声を聞きました。
気象庁は同日午前会見を開き、この地震について「富士山の活動とは関係ない」との
見解を示したが、大地震の後に火山が噴火した例は決して珍しくないそうです。
1707年の宝永地震(M8・6)の49日後には富士山が大噴火し、
江戸にも大量の火山灰が降ったそうです。
マグマだまりの中の炭酸ガスが発泡し、地中での上昇を繰り返して
地上に一気に吹き上がる現象を噴火といいます。
地震の揺れがマグマだまりを刺激することになり、影響が気になる所です。
昨年3月15日には、同じく富士山近郊の静岡県東部で深さ14キロの地点を震源とする
M6・4の地震が発生している。
今回の地震とは震源地の位置こそ異なるが、気象庁関係者は、
「すでに日本は地震活動期に入っている。M9の東北地方太平洋沖地震によって活発となった
プレートの動きが富士山の火山活動に影響を及ぼしている可能性が高い」とも。
今回の地震で、300年もの間、火山活動が鳴りをひそめている富士山の“目覚め”を
危惧する声が広がるのは間違いなさそうです。
地震や津波の被害が『地震保険』からでないとお支払の対象とならないのと
同じように、噴火での被害も『地震保険』からでないと補償の対象となりません。
影響のありそうな方は、ご確認下さい。