地震調査委“佐渡の余震注意を”

各地で火災のニュースが飛び交っています。

負傷された方や、お亡くなりになってしまった方もいらっしゃるようです。

皆さまもくれぐれも火の元には充分気を付けて、燃えやすい物を

家の周りには置かない事を心がけましょう。

地震についてですが、政府の地震調査委員会は、8日夜、震度5強の揺れを観測した

新潟県佐渡付近の地震活動について検討し、しばらくの間、強い揺れの余震に

注意すべきだとしています。

政府の地震調査委員会は9日、文部科学省で定例の会合を開き、

先月以降の全国の地震活動について検討しました。

このうち、8日夜、震度5強の揺れを観測する地震が起きた新潟県の佐渡付近については、

これまでのところ体に感じる余震が少ないことが報告されました。

地震調査委員会によりますと、今回の地震の震源地となった佐渡の西側では、

200年余り前の1802年にマグニチュード6.5から7程度の大きな地震が

起きていたことが知られていますが、それ以降は大きな地震がなく、

これまでも目立った地震活動はなかったということです。

会合のあと記者会見をした東京大学名誉教授で地震調査委員会の阿部勝征委員長は

「今回の地震がどういったメカニズムで起きたのかは現時点ではよく分からない。

余震の活動はあまり活発ではないが、今後1週間程度は強い揺れを伴う地震に

注意する必要がある」

と述べました。