北海道は28日、東日本大震災と同じマグニチュード(M)9の地震を想定した
災害対策本部指揮室訓練を行い、対策本部の中枢となる指揮室の設置や被災情報を
収集する手順を確認しました。
災害時の情報を収集する机上の訓練は実施したことはあるが、
実際に指揮室を設ける訓練は初めてだそうです。
訓練は道危機対策課、釧路や十勝などの総合振興局・振興局のほか、
陸上自衛隊北部方面総監部や道警から約70人が参加。
釧路、十勝沖でM9の地震が発生し、太平洋沿岸が最大20メートルの津波に襲われ、
死者が1660人に上るという過去最大級の想定レベルで行われました。
午前9時、道職員が道庁本庁舎の知事会議室にパソコンや
電話などを運び込み、指揮室を設営。30分で設置は完了したそうです。
参加者は「釧路(総合振興局)は衛星携帯しか使えません」などと状況を共有。
各振興局庁舎の被災状況や職員の参集の状況を確認し、初動態勢を整えていました。
いざという時にきちんと行動出来るようにするのが訓練。
想定しておいて、不備、不足が無いかを確認するのも訓練の一つと言えます。
皆さんも、少しだけもし地震が来たらと想像してみるだけでも
何かに気づくかもしれません。