経済産業省原子力安全・保安院は4月23日、原発周辺にある活断層が連動して
地震が起きることを想定し、北海道電力泊原発(北海道)と中国電力島根原発(島根県)、
日本原子力発電敦賀原発(福井県)、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ
について、最大の地震の揺れ(基準地震動)を引き上げる方向で再検討するよう、
各事業者に要請しました。
5月をメドに新たな基準地震動を設定し、その後、原発の耐震安全性を評価しました。
保安院は震災を受け、これまで検討していなかった5キロメートル以上離れた
原発周辺の複数の断層が連動することも考えるよう1月に各事業者に指示。
23日に開いた専門家の意見聴取会では、北海道電力などが従来の基準地震動を
一部上回る可能性があると報告しました。
意見聴取会で北海道電力は、現状でも「泊原発の耐震安全性は確保されており、
ストレステスト(耐性調査)の評価結果は変わらない」としました。
他の原発でも耐震性に危険が及ぶような大幅な変動はないとみられます。
関西電力が大飯、美浜原発(福井県)について仮に連動した場合でも
揺れは基準地震動を下回るとの事。
北陸電力志賀原発(石川県)、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)も
影響はないとしました。
起こってからでは遅い対策。
原発もそうですが、各ご家庭での対策も常日頃小さな事から
行っておくことが、被害を最小限にとどめるいい結果となるはずです。
『あの時、やっておけば良かった』
とはならないように。。。