壊滅状態の東京にトドメを刺すかもしれないのは、静岡県にある浜岡原発。
浜岡原発は東海地震の想定震源域のまさに真上に立地しています。
もちろん格納容器は、固い岩盤の上に作られていますが、もし東海地震が発生したら、
地震動による被害は否定できません。原子炉設備には非常用電源も含め、
さまざまな配管が通っています。そうした補助設備が地震動でやられる可能性があるとの事です。
さらに浜岡原発の真下に走っている断層が、最近まで活動しており、
将来も活動する「活断層」である可能性も十分考えられます。
もし、南海トラフの巨大地震によって活断層が動いたら、それこそ深刻な事態が懸念されてます。
その浜岡原発には現在、巨大津波に備えて18メートルの防潮堤を建設中。
ところが、南海トラフでM9の地震が発生すると、わずか数分のうちに、
なんと21メートルの大津波が襲うといいます。
原発も被害を受けますが、付近の住宅等も被害を避けられないかもしれません。。。
非常用電源が復旧する前に、かさ上げした防潮堤を乗り越え巨大津波が押し寄せたら、
ガレキやヘドロでますます電源の復旧作業が遅れ、福島第一原発のように
炉心溶融が起こる可能性もあるとの事です。
そうなると、首都圏住民への影響は福島第一原発よりはるかに深刻になる可能性もあります。
浜岡原発から東京までの距離は188キロ。東京から200キロ離れた福島原発と、
そう変わりはありませんが、東京は西風が吹くことが多いので、大量の放射性物質が
首都圏に降り注いでしまいます。
状況にもよりますが、被害が続くようであれば首都圏に住む住民には避難命令が出され
てしまうのも想定されます。
しかし東日本大震災の時とは異なり、住民の人口の規模や密度がまったく違うので
避難がきちんと行われるのかや、それについての行政の対応も出来るのか
といった疑問はぬぐいきれません。
自分の命は自分で守るしか他ありません。
今出来る事が何かを自分自身で考えて、行動しておく事が大切だと痛感します。