東日本大震災を受け、首都直下地震による県内の被害想定を見直す検討委員会
の初会合が十三日、さいたま市内でありました。
想定の対象地震について、相模湾沖や房総半島沖の相模トラフ沿いを震源域とする
地震を新たに加えることを決めました。
埼玉県から相模湾?と思ってしまったのは私だけでしょうか。
埼玉県によると、相模トラフ沿いが震源域の大地震は、元禄関東地震(1703年)
マグニチュード(M)8・2や、関東大震災(1923年)のマグニチュードM7・9が
ありました。
県は、対象に追加する理由について、これまでは想定の必要がないとされてきたが、
想定外の東日本大震災が起きた。国の中央防災会議も、被害想定の対象にする方向性を示した
としています。
関東大震災では埼玉県内で三百四十三人の死者が出たといいます。
県が2007年度にまとめた現行の被害想定では、東京湾北部地震などM6・9~M7・5の
五つの地震を想定していました。
確かに規模にもよりますが、想定しておいても決してし過ぎではない範囲だ
という事でしょうか。
『想定外』を極力少なくするという事は大切な事です。
ましてや、現代社会の中では情報もあふれる程ありますし、技術も発達してもいます。
でも、想定するのは人間でもあります。
皆さん自身が、ご自身の事をまず考えてみはいかがでしょうか。