北海道上川地方北部を震源とする地震は、18日までの4日間で
震度1以上が計8回起きました。
このうち3回は、18日早朝の地震を含め、中川町で震度4を記録しました。
札幌管区気象台は、この地域で今後も同規模の地震が起きる可能性があり、
震源が深さ約10キロと浅いため局所的に大きく揺れることもありうるとして、
崖崩れや落下物などに注意するよう呼びかけています。
18日早朝の地震では、JR宗谷線の普通列車2本が運休と部分運休しました。
気象台によると、8回の地震の震源はいずれもほぼ同じ地点。
太平洋プレートが日本列島の下に沈み込む圧力を受けて、
地殻の中に東西方向にひずみがたまり、地震が発生したと考えられるといいます。
震源の10~20キロほど北には、長さ5キロ前後の断層が三つあることがわかっています。
また、震源の半径約40キロ以内でみると、過去には1932年に
マグニチュード5・6の地震が起きたほか、
92年と98年にマグニチュード4以上の地震が1回ずつ起きています。
気象台の齋藤祥司地震情報官は
「いずれについても今回の地震との関連はわからないが、
このような内陸の地震は日本のどこでも起きる可能性がある」と話しています。
地震に対しての備えを!!