新潟地震から50年

今朝も、5時14分に福島県沖を震源とするマグニチュード5.8、

最大震度4の地震がありました。

広範囲での揺れを観測しておりいます。

今日で、昭和39年の新潟地震から50年になります。

地震の被害を知らない世代が多くなるなか、新潟市ではすべての公立の

小中学校で地震から身を守る訓練が行われることになっていて、

さまざまな取り組みを通じて市民が災害への備えを新たにすることにしています。

50年前の昭和39年6月16日に起きた新潟地震では、

最大で震度5の揺れを観測し、新潟市を中心に26人が死亡しました。

この地震で、新潟市内では大規模な液状化現象が起きて、

住宅やアパートが倒壊したり完成したばかりの昭和大橋が落ちたりする被害が出て、

液状化現象が全国的に注目されるきっかけになりました。

また、信濃川を遡上(そじょう)した津波も加わり、

1万棟以上の住宅が水につかる被害も出ました。

新潟地震から16日で50年となり、被害を知らない世代が多くなるなか、

新潟市内ではさまざまな取り組みを通じて市民が災害への備えを

新たにすることにしています。

地震の発生時刻に合わせて16日午後1時すぎには、すべての公立の小中学校で

地震から身を守るための行動をとる「シェイクアウト」と呼ばれる訓練が

一斉に行われます。

また当時、2週間余り石油コンビナートが燃え続けた火災を教訓に、

石油タンクの火災を想定した消火訓練なども行われることになっています。

歴史に学ぶ事は多いと思われます。