東海、東南海、南海地震の3連動で起きたとされる宝永地震(1707年、推定マグニチュード8.6)に
匹敵する巨大地震が、過去7千年の間に少なくとも16回起きていたことを示す津波堆積物を
高知県土佐市の池で確認したと、高知大のチームが明らかにしました。
南海トラフ付近での巨大地震や津波の発生間隔を研究するため、
2006年から土佐市の蟹ケ池で地層を調査し、13年1月には、過去六千数百年で少なくとも
15回の巨大地震による津波痕跡を確認したと発表。
その後も調査を続け、7千年前の地層に当たる池底約8.5メートルの深さまで到達、
6500年前ごろにも津波を伴う地震があったことが分かりました。
池は海に近いですが、高さ6メートルの砂の土手で海と隔てられています。
土手が崩れていないことなどから、到達した津波の高さを「7~10メートルだったのではないか」と分析しています。
堆積物が多く広範囲に分布することから、約2千年前の津波を「最大級」としており、
「巨大津波で千年分の記録を全て消してしまうこともある。16回よりも多かった可能性もある」と話しています。
期間が長い中での話なので、今後いつなのかという所は分かりませんが、
少なからず過去にも起こっているという事は、今でも起こる可能性が充分あるという事は
間違いなさそうです。
日本から遠く離れたエルサルバドルで大きな地震がありましたが、
日本でも警戒をするに越したことはありません。