17日の午前と午後、東北の太平洋側の沖合を震源とする地震が相次ぎ、
午前の地震では、岩手県の沿岸で最大で20センチの津波を観測したほか、
午後の地震では、青森県で震度5強の強い揺れを観測しました。
いずれも、4年前の巨大地震の余震とみられ、
気象庁は引き続き注意を呼びかけています。
気象庁によりますと、17日午前8時6分ごろ、三陸沖を震源とする地震があり、
岩手県、青森県、宮城県、それに秋田県の各地で震度4の揺れを観測したほか、
北海道から東海にかけての広い範囲で震度3から1の揺れを観測しました。
この地震で気象庁は一時、津波注意報を発表し、
岩手県の久慈港では高さ20センチの津波を観測しました。
気象庁によりますと、震源地は三陸沖で、震源の深さは10キロ、
地震の規模を示すマグニチュードは6.9と推定されています。
また午後1時46分ごろには、岩手県沖を震源とする地震があり、
青森県階上町で震度5強の揺れを観測したほか、岩手県普代村で震度5弱の揺れを
観測しました。
また震度4の揺れを、青森県八戸市、岩手県の盛岡市、宮古市、久慈市、二戸市、
八幡平市、滝沢市などで観測したほか、北海道と東北、関東、
それに新潟県の各地で震度3から1の揺れを観測しました。
この地震による津波はありませんでした。
気象庁の観測によりますと、震源地は岩手県沖で、震源の深さは50キロ、
地震の規模を示すマグニチュードは5.7と推定されています。
今後も1週間程度は強い揺れを伴う地震が発生するおそれがあり、注意が必要だ
との事です。
傷もまだ癒えぬまま、余震の心配もあります。
また、東海地震も気になる所です。
プレートは確かに動いているという事がこのような地震で証明されている今、
充分な警戒をするに越したことはありません。