地球の反対側で起きた地震の津波が、日本まで到達することもあります。
1960年のチリ地震津波で太平洋沿岸各国に多くの被害が出たことをきっかけに、
太平洋地域では、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が国際会議を開催し、
太平洋域の津波災害の防止・軽減を目的として、
1966年ユネスコの政府間海洋委員会に太平洋津波警報組織(ITSU)を設置しました。
現在、日本や米国・中国・オーストラリアなど27の国と地域が加盟しています。
沿岸各国の地震や津波の発生状況は、
ハワイにある米海洋大気局(NOAA)の太平洋津波警報センター(PTWC)に集められ各国に警告が流され、
それを気象庁が受けて発表する仕組みになっています。