米地質調査所(USGS)によると、トルコ東部ワン県で
23日午後1時40分ごろ(日本時間同7時40分ごろ)、
マグニチュード(M)7.2の地震がありました。
死傷者が多数発生しているもようで、少なくとも50人が死亡した模様です。
イスタンブールの地震研究所は記者会見で同日、
死者が「500~1000人に達する」との見通しを示し、被害が拡大する可能性に言及しました。
※トルコの国営アナトリア通信は、この地震による死者が279人、負傷者は1300人に上ったと伝えた。
ロイター通信などの報道によりますと、アタライ副首相によると、同県の建物約40棟が崩壊。
現地では生き埋めとなった生存者の救出作業が続いています。
首相府は死者が発生していることを確認、エルドアン首相は現地の視察に向かいました。
トルコ軍は現地に救出部隊を派遣。電話などの通信網もつながりにくくなっているため、
政府は衛星携帯電話を送る方針です。
電気などの生活インフラも寸断されているといいます。
震源地はワン市の北北東約16キロ、震源の深さは約20キロ。
直後にM5.6が観測されるなど余震が続いています。
在アンカラ日本大使館によると現地時間午後3時半時点で
日本人の被害情報はないようです。
ワン県はイラン国境に近く、揺れはイランでも感じられたと言います。
被害が特に大きい同県のワン市は人口約38万人でクルド人が多い。
トルコは地震国で、同県では1976年の大地震で約3800人が死亡。
99年にはトルコ北西部で大地震があり、2万人以上が死亡しました。
まだまだ被害の全貌が分からない状態ですが、今後広がっていく事は
残念ながら間違いなさそうです。。。