東日本大震災では、広範な地域で多くの帰宅困難者が発生し、都内は大きく混乱しました。
こうした状況を踏まえ、東京都では、埼玉県・千代田区・新宿区・豊島区と合同で、
社会全体で取り組む大規模な帰宅困難者対策訓練を実施するそうです。
訓練概要
1 実施日 平成24年2月3日(金)
午前10時から正午まで(海上輸送及び徒歩帰宅訓練は午後5時まで)
2 実施場所 東京駅・新宿駅・池袋駅周辺及び臨海部など
3 主な内容
(1)駅構内や周辺の大規模集客施設での利用者の保護
(2)一時滞在施設への誘導
(3)情報ツールを活用した安否確認や情報の提供
(4)徒歩帰宅への支援
4 訓練項目
(1) 一斉帰宅の抑制(3駅周辺会場で実施)
民間事業者による従業員の帰宅抑制・安否確認、商業施設や鉄道事業者による利用者の一時保護
(2) 正確で迅速な情報提供(3駅周辺会場で実施)
一時滞在施設の開設状況などの正確な情報を、大型ビジョン等多様な手段を活用し迅速に提供
(3) 一時滞在施設への円滑な誘導(3駅周辺会場で実施)
正確かつ迅速な情報提供により帰宅困難者を一時滞在施設へ円滑に誘導
(4) 安全確保後の帰宅支援(3駅及び臨海部会場で実施)
災害時帰宅支援ステーションでの徒歩帰宅支援
陸路、海路による帰宅困難者の代替輸送
5 各会場の特徴
東京駅周辺:鉄道事業者による利用者の保護、高層オフィスビルにおける従業員等の一斉帰宅抑制 など
新宿駅周辺:ツイッターや緊急速報メール、エリアワンセグ等による帰宅困難者への情報提供、
商業施設や鉄道事業者による利用者の保護 など
池袋駅周辺:コンビニエンスストア等の災害時帰宅支援ステーションを活用し、埼玉県と
連携して実施する徒歩帰宅支援、民間事業者による一時滞在施設運営 など
臨海部:海上自衛隊、海上保安庁、在日米海軍等との連携による海上代替輸送
※訓練当日は、新宿区、豊島区内で、不特定多数の方を対象とした
緊急速報メール(エリアメールなど)の送信(訓練等周知)を午前10時頃に行います。
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