ニュースでも取り上げられているこの地震保険値上げの話題。
保険を扱う立場からすれば、値上げはなるべくしてほしく無いという所ですが
将来的に地震発生に伴う損害の危険が増したとの事で値上げを申請しています。
これは、保険会社によらず、どの保険会社でご加入頂いても同じです。
その値上げ率ですが都道府県や建物の構造によって異なってきますが
全国平均で15.5%の値上げとなるそうです。
最大の値上げ幅は30%となるそうです。
これも、本来の計算であればもっと高い数値となったようですが
あまりに変わりすぎるという事で、上限を30%にとどめたという事です。
どれだけリスクが高まっているかという事でしょうか。。。
ちょっと怖くなりますね。
ただ、逆に構造によっては割引になる物もあります。
免震建築物の割引や耐震等級割引(耐震等級3)は現行が30%の割引が
改定後は50%の割引となります。
ただ、昨日の地震保険料の再値上げも!?で御伝え致しました通り、この数値は先日公表された南海トラフ地震の
被害想定を見込んでいないとの事です。
さらなる値上げという事ももしかしたら考えられるかもしれません。
いざという時の準備金の蓄えとして必要な事かもしれませんが
かなりのリスク上昇があるという事だけは間違い無さそうですね。
どうしても保険料の事が先に目がいってしまいますが
その背景にはリスクが高まっているとうい事実がある事を
忘れないようにして下さい。