先の東日本大震災による多額の支払いで準備金が減少しているため、
南海トラフ地震や東海大地震などに備えるために、
地震保険料を値上げする方針が固まりました。
昨年から、値上げの方針は報道されていましたが、
やはり保険料の値上げに動きました。
自賠責保険料の値上げや、標準利率改定による実質的な値上げなどが相次いでおり、
さまざまな保険料が値上がりしています。
現時点での地震保険料は、都道府県ごとに決められた等級ごとに
設定された価格(全社同一料金)となっており、
保険金額100万円あたり500円~3060円となっているので、
15%程度値上がりするということは、最大で3500円/100万円になりそうです。
例えば、東京や神奈川に住んでいて木造で建物・家財あわせて6000万円の
火災保険をかけているとすれば、50%の3000万円まで地震保険をかけられますので、
地震保険料は、現在の65700円/年から、75000円程度に値上がりしそうです。
やはり、一番懸念されている南海トラフ地震や東海・東南海・南海地震への
準備に対しての値上げという感じが非常に強いように思えます。
値上げ前に入った物については、当然保険料は値上げ前の保険料となります。
税金の値上げ前に住宅や車等を購入されるのと同じように
地震保険も値上げ前に考えておくのも一つですね。