地震保険の保険料は、保険対象である建物および家財を収容する建物の構造、所在地により算出されます。
保険期間は短期、1年および長期(2年~5年)です。
地震保険って、長くても5年迄しかかけられないのです。
その後は、更新されたりするものですが、もしかしたら地域によっては
更新が出来ない地域に該当するケースもあるかもしれません。
(詳しくは、後日お伝えします)
下記リストが保険金額1,000万円あたりの保険期間1年の保険料(単位:円)です。
都道府県 非木造 木造
北海道 6,500 12,700
青森県 6,500 12,700
岩手県 5,000 10,000
宮城県 6,500 12,700
秋田県 5,000 10,000
山形県 5,000 10,000
福島県 5,000 10,000
茨城県 9,100 18,800
栃木県 5,000 10,000
群馬県 5,000 10,000
埼玉県 10,500 18,800
千葉県 16,900 30,600
東京都 16,900 31,300
神奈川県 16,900 31,300
新潟県 6,500 12,700
富山県 5,000 10,000
石川県 5,000 10,000
福井県 5,000 10,000
山梨県 9,100 18,800
長野県 6,500 12,700
岐阜県 6,500 12,700
静岡県 16,900 31,300
愛知県 16,900 30,600
三重県 16,900 30,600
滋賀県 6,500 12,700
京都府 6,500 12,700
大阪府 10,500 18,800
兵庫県 6,500 12,700
奈良県 6,500 12,700
和歌山県 16,900 30,600
鳥取県 5,000 10,000
島根県 5,000 10,000
岡山県 6,500 12,700
広島県 6,500 12,700
山口県 5,000 10,000
徳島県 9,100 21,500
香川県 6,500 15,600
愛媛県 9,100 18,800
高知県 9,100 21,500
福岡県 5,000 10,000
佐賀県 5,000 10,000
長崎県 5,000 10,000
熊本県 5,000 10,000
大分県 6,500 12,700
宮崎県 6,500 12,700
鹿児島県 5,000 10,000
沖縄県 6,500 12,700
あなたがお住まいの地域はどんな保険料でしたか?
例:東京にある鉄筋コンクリートのマンションにお住まいの場合で
建物:2000万円(基本となる火災の保険金額)
家財:1000万円(基本となる火災の保険金額)
をかけている場合。
地震保険は最大で基本(火災保険)の保険金額の半分迄なので
建物:1000万円(地震保険の保険金額)
家財: 500万円(地震保険の保険金額)
の保険をかけたい場合。
1.0×16,900=16,900円(建物部分)
0.5×16,900= 8,450円(家財部分)
合計:25,350円
の保険料となります。(※地震保険部分のみ)
数字が高い(=保険料も高い)地域というのは、地震のリスクも高い地域という事になります。
今回、東日本大震災の被害が大きかった東北地方、実は地震保険としては保険料は他の地域に
比べてそれ程高く無かった地域です。
リスクといっても、建物の密集度や、今まで(何百年間という長いスパンで考えて)起こった
地震での罹災リスク等、トータル的に考えての数字という事になります。
同じ地域でも木造と非木造(鉄筋コンクリートや鉄骨造等)を比べて頂いてもその差が
およそ倍近くになっていると思います。
前回お伝えさせて頂いたように、建物の倒壊のリスクよりもやはりその後の火災という
観点から考えてこの保険料が出されているのではないかと思います。
よく、『地震保険は高い』という事を耳にしますが、保険料って決まっているものです。
損保会社が変わっても、地震保険の保険料部分については各社共通です。
もし比較検討されていて、地震保険部分の保険料が違うとなるとそれは
対象(目的となる建物の場所の)地域が違っているかもしれませんので
ご確認頂いた方がいいかと思います。
例:今現在の住所は埼玉だけれども、保険をかけたいのは東京にある建物の場合、
保険をご検討頂く際は、東京を見ないとダメです。
次回は地震保険料の割引についてです。