北アメリカ大陸最大の火山地帯であるイエローストーン地区は
巨大カルデラの形成を伴う超巨大な噴火が約210万年前、
約130万年前、約64万年前の計3回起こり、それ以外にも
小規模な噴火は約7万年前まで続いていました。
現在でも地下には非常に大量のマグマが溜まっており、
近い将来(数十万年以内)にまた破局噴火を起こす可能性が高いとされています。
最後の破局噴火は64万年前であるが、その噴火は
比較的小さな噴火であったにも拘らず、セント・ヘレンズ山の
1980年の噴火の1000倍のマグマが噴出し、火山灰の地層は
メキシコ湾に達する範囲で観察されています。
現在 マグマが噴出している場所はありませんが、地震が活発化しており、
この10年間で公園全体が10cm以上隆起し、池が干上がったり、
噴気が活発化するなど危険な兆候が観察され、
新たに立ち入り禁止区域を設置したり、観測機器を増設したりしています。
あまり日本に関係無さそうにも思えますが、噴煙が地球上を覆い
世界的に天候を変えたりする可能性もあるので、他人ごとではありません。
噴火による建物への被害は、火災保険だけではカバーされません。
『地震保険』にご加入頂いていないと補償されません。