火災の原因で一番多い原因、皆様何かお分かりになりますでしょうか?
『火災』と耳にすると、例えば料理中に電話がかかって来て、つい話に夢中になってしまい
火にかけていた、てんぷら油から出火してしまう・・・というイメージをお持ちの方も
いらっしゃると思います。
他には、最近は禁煙がブームではありますが、たばこを吸いながらつい、うたた寝してしまい
出火してしまった、というケースを思い浮かべる方が多いと思います。
また、お子様がいらっしゃるお宅ですと、ライター等で火遊びをしてしまい出火してしまう
というケースも思い浮かべる方もいらっしゃると思います。
火災の出火原因の一番は、上記3つのうち、実はどれも一番ではありません。
一番の出火原因は・・・
『放火・もしくは放火の疑い』
なのです。
皆様は、これをお聞きになってどう思われますか?
私自身、この事実を知った時は、正直怖くなりました。
火災って、ニュースで見たり、ご近所で起こってしまった事を耳にされたりする
ケースって多くないでしょうか?
さらに、全火災のうちの約3割を放火・もしくは放火の疑いが原因を占める
とうい事ですから恐ろしいものです。
てんぷら油や、たばこ、お子様に火遊び等は、ご自身で注意していれば
何とか火災を防ぐ事は可能な事ではないでしょうか?
しかし、放火・・・という事は、皆様自身で火災を防ごうにも防ぎようがありません。
知らぬ間に火を付けられてしまうものですから。
最近でも、私の住んでいる近所で不審者が目撃されたというニュースを耳にしました。
その人が放火魔かどうかは分かりませんが、ひょっとしたら・・・と思うと怖いものです。
家にずっと居られれば、何か異変があった際はすぐに消火してという事も可能なのかも
しれませんが、それこそ、家にずっといられるわけでもないので、仕事中、家を留守に
している間に火を付けられてしまったとなると、帰宅したら、丸焦げだったという事も
考えられるのかもしれません。(考えたくはありませんが)
皆さんが出来る事は、
『燃えやすい物を家の周りに置かない』
事と、
『大切な財産はご自身で守る』
事なのかもしれません。
家は、人生で一番高い買い物といわれています。
そんな大切な物を放火によって失う事など考えたくありません。
しかし、実際に起きているのは事実です。
備えあれば憂いなし。
昔の人はいい事をいうものですね。
参考:東京消防庁HPより