損害保険会社でつくる第三者機関の損害保険料率算出機構は8月2日、
火災保険の保険料の基準になる「参考純率」を平均3.5%引き上げると発表しました。
これをもとに、損保各社は2015年度中にも値上げする見込みです。
台風などの災害で保険金の支払いが増え、各社の財源が足りなくなるおそれが
出てきたからとの事です。
損害保険料率算出機構が参考純率を引き上げるのは、05年以来9年ぶりになります。
機構が出した「平均3.5%」を目安に、損保各社は自社の火災保険の値上げ幅と時期を検討。
値上げ幅は一律でなく、各社ばらばらになると思われますが、
大半の保険は3.5%前後の値上げになる見通しです。
機構は毎年、会員損保会社の保険の収支状況をもとに、基準になる保険料を見直しています。
火災保険は契約内容によっては、火事にあったときだけでなく台風やひょう、大雪、ゲリラ豪雨などの
風水害で受けた被害についても保険金が支払われます。
こうした自然災害が最近増えているため、各社が契約者に払う保険金もこの10数年でみると
増加傾向にありました。冬に凍ったり、古くなったりして水道管が壊れたことによる
水ぬれ事故による保険金の支払いも、この10年で5倍程度に増えています。
火災保険の活用方法の周知が出来てきている事も一つの要因ではないかと思われます。
ただ、事故も無く保険を全く使った事が無い・・・という方からすると
高くなる事はいい気はしませんが、もしかしたら、実は保険を使える出来事が
あったのかもしれません。
こんな事で受け取れるの!?
みたいな事もあるかもしれませんので、こちらのブログでご確認下さい!!