最近では良く耳にするようになった言葉の一つである
『ゲリラ豪雨』
昔では耳にしなかった言葉ですが、どうやら2006年頃から広く用いられるようになった
ようです。理由としては、主にマスコミ・民間気象予報事業者によって、予測困難と思われる
「局地的大雨」に対して用いられるようになってきていることが考えられています。
これらの豪雨は10km四方程度のきわめて狭い範囲に1時間あたり100mmを超えるような猛烈な
雨が降るけれども、雨は1時間程度しか続かないという特徴があります。
これは前線等に伴って次々に積乱雲が発生、通過して大雨になる従来の集中豪雨とは
明らかにタイプが異なります。
ちなみに、都市の下水は一般的に最大降水量として1時間に50-60mm程度を
想定しているため、これを超える雨量では短時間であっても処理しきれずに
都市型洪水を発生させてしまいます。
場合によっては、床上浸水してしまう部分もあると思います。
このような豪雨はヒートアイランド現象と地方風によって積乱雲が著しく発達し、
もたらされている可能性が指摘されていますが、世界的な環境の変化がもたらした
物だと思われます。
今までは洪水についてのリスクをほとんど考えていなかった地域でさえも
心配せざるを得ない状況になってきているようです。
地震も心配ですけど、季節的な洪水も心配ですね。