福島県では、5日夜から6日にかけ、大気の状態が不安定となり、
中通りの各地で大雨に見舞われました。
二本松市では土砂崩れで2棟が全壊し、うち1棟の男性が
土砂に埋もれて軽傷を負ってしまいました。
同市の国道459号では土砂崩れが相次ぎ、約4キロ・メートルにわたって
通行止めとなっています。
福島地方気象台によると、6日午後5時までの24時間降水量は、
石川町で135・5ミリ、二本松市で67・5ミリを観測。
県災害対策課のまとめでは、二本松市と大玉村で計13棟が床上浸水し、
本宮市や棚倉町などの県道が、のり面の崩落や冠水のため通行止めとなりました。
この雨の影響で、5日には二本松市など4市町村の19世帯58人が
避難所で一夜を過ごしました。
局地的な大雨が降った後でも、土砂災害の危険性があるので
がけ地や山等の近くにお住まいの方は、短時間の雨だけの注意ではなく
総雨量についても、ご注意ください。