九州では6日、鹿児島県さつま町で1時間に88.5ミリの
猛烈な雨を観測するなど、各地で大雨となりました。
気象庁は、九州や中国地方で7日にかけて雷を伴った激しい雨が降る恐れが続くとして、
河川の氾濫や浸水、土砂災害への警戒を呼び掛けました。
落雷や竜巻などにも注意が必要としました。
気象庁によると、九州南部の梅雨前線が7日にかけ、対馬海峡付近まで北上。
そこへ、フィリピンの東海上を進む台風8号の影響などで暖かく
湿った空気が流れ込み、大気が非常に不安定な状態になりました。
鹿児島県さつま町は別の地点でも1時間に73.5ミリの非常に激しい雨を記録。
ほかに同県伊佐市で59.0ミリ、宮崎県えびの市で48.5ミリ、
熊本県人吉市で42ミリ、同県球磨村で40ミリ、長崎県五島市で34ミリ
などとなり、長崎、熊本両県の一部には土砂災害警戒情報も出されました。
7日の1時間予想雨量はいずれも多い所で、福岡、佐賀、長崎各県が60ミリ、
山口県が50ミリ。7日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で
九州北部が150ミリ、中国地方が120ミリとなっております。
総雨量も増えており、浸水被害も懸念される一方で、土砂災害も気になります。
大切な財産は、保険でカバーされている事をしっかりと確認して
まずは、身の安全を図る事を第一に考えましょう。