広島で土砂崩れ相次ぎ9人被災

局地的に猛烈な雨が降った広島市内では、各地で住宅の裏山が崩れるなどの

被害が相次ぎ、子ども2人が行方不明となり、このうち2歳の子どもが

心肺停止の状態となっているほか、住民7人と連絡がとれないという通報があり

消防で確認を急いでいます。

このうち広島市安佐南区八木3丁目の付近では午前4時過ぎ、

住宅の裏山が広い範囲にわたって崩れ、複数の住宅が土砂に

巻き込まれる被害が出ました。

広島市の災害警戒本部によりますと、これまでにこの地区の住宅に住む夫婦と

孫の中学生の合わせて3人と連絡が取れなくなっているという情報があることから、

消防が確認を進めています。

また午前3時20分ごろ広島市安佐南区山本の住宅で裏山が崩れ、

この家に住む2歳と11歳の男の子2人の行方が分からなくなりました。

消防が捜索した結果、午前5時15分ごろ、このうち2歳の男の子が

見つかりましたが心肺停止の状態だということです。

もう1人の11歳の男の子について引き続き消防が捜索にあたっています。

さらに広島市消防局によりますと、午前4時過ぎには広島市安佐北区可部東でも

住宅の裏山が崩れたという通報がこの地区の住民から入り、

4人と連絡が取れなくなっているという情報があることから

消防が確認を進めています。

家や家財道具は、火災保険でカバー出来ますが、命はご自身で

守って頂く他ありません。

建物、家財道具は後で火災保険で保険金を受け取ってしっかりと立て直せるから

まずは、身の安全を図る事に徹しましょう。