局地的な豪雨で広島市内の各地で住宅が土砂に巻き込まれる被害が相次ぎ、
警察によりますと、新たに3人の死亡が確認され、
これまでに死亡が確認されたのは39人となりました。
お亡くなりになった方のご冥福をお祈りします。
このほか、7人の行方が分からなくなっていて、警察や消防が捜索を進めています。
このうち、広島市安佐南区の八木地区では、住宅の裏山が広い範囲にわたって崩れ、
複数の住宅が土砂に巻き込まれる被害が出ました。
消防によりますと、緑井地区では、住民から10棟前後あった建物がなくなっている
という通報が入っているということで、消防が現場で確認をしようとしていますが、
近づくことができない場所もあるということです。
局地的な豪雨で住宅が土砂に巻き込まれる被害が相次いだ広島市安佐南区では
行方が分からない人の捜索が続けられています。
広島市の危機管理部長は「避難勧告を出すのが遅かった」と述べ、
対応のミスを認めたとの事ですが、午前2時過ぎに避難勧告を出して
どれだけの人がそこから逃げられたのかと思うと、少し疑問符が付きます。
夜中に急激な雨が降るとなると、土砂降りで真っ暗の中、さらにはお年寄りや
小さな事もも居るとなると逃げるにも危険が伴う為、判断に迷うかもしれません。
ここまで被害が大きくなる程の、短時間ではありますが急激な雨が降る事もある
という事です。
崖近くにお住まいの方だけではなく、河川の近くの方も、その場が降っていなくても
上流でかつて無い程の量の雨が一度に降ると、決壊する恐れもあります。
突発的に判断するのは非常に難しいと思われますので、
事前に想定し得る範囲で考えておきましょう。
そして逃げる際は、家財等の財産は投げ打ってでも逃げましょう。
後で火災保険が役に立てるようにだけ、確認しておきましょう。