竜巻被害 幅500m長さ15キロに

 茨城県つくば市や栃木県真岡市などで6日に発生した竜巻は、1人が死亡、

54人がけがをしたほか、家屋損壊は2000棟以上という大きな爪痕を残しました。

昨日もお伝え致しましたが、映像を見る限りでも、尋常ではない突風が吹いたものだと

いう事が見受けられました。

 つくば市などで大きな被害を出した竜巻について気象庁は7日、記者会見し、

北条地区では竜巻の強さを示す「藤田(F)スケール」が「F2」

(約7秒間の平均風速50~69メートル)と推定されると発表しました。

被害範囲は幅約500メートル、長さ約15キロにまで及び、

レーダーによる観測で竜巻を引き起こしたとみられる積乱雲は

高度約15キロに達していたことも分かった。

 甚大な被害をもたらす竜巻に伴うことが多い、発達した積乱雲「スーパーセル」だった

可能性があり、複数の竜巻が発生したことも考えられるといいます。

同庁は「今後の調査によっては、Fスケールは2よりも強くなる可能性がある」としています。

Fスケールは強い順からF5~0の6段階。

国内でF4の観測例はなく、F2は06年に北海道佐呂間町で9人が死亡した竜巻のF3に

次ぐレベルとなってます。

一方、今回の被害範囲は佐呂間町のケース(幅約300メートル、長さ約1・4キロ)を

大幅に上回ってしまいました。

 竜巻の移動速度が時速約70キロに達した可能性があることも、

防災科学技術研究所(つくば市)によるレーダー解析で分かりました。自動車のスピードに匹敵し、

接近後は徒歩では逃げ切れない速さとなってしまいます。

気象庁の調査によると、竜巻はつくば市に隣接する茨城県常総市から始まり、

北東の方角に一直線に進んだとみられます。

 竜巻や突風による家屋損壊は7日午後8時現在、茨城、栃木、群馬の3県で

2000棟を超えました。

皆さん、気になる所がこの被害、保険で支払い対象となるの?

と言った事をよくお聞きします。

ご加入されている火災保険(建物、家財)で補償されます

火災保険と聞くと、火事にならないと・・・と思われる方がほとんどだと

思いますが、火災保険で、今回のような竜巻や雹(ひょう)等の被害にも

対応可能となってます。

被害に遭われてしまった方は一度、ご加入されている保険会社の

ご担当者の方に是非ともご確認下さい。

今後、温暖化の影響等でこのような被害が増えてしまわない事を願いたいです。