台風10号、120ミリの大雨

台風10号は1日午後、風速25メートル以上の暴風域を伴って

鹿児島県・屋久島付近を通過し、九州近海を西寄りに進みました。

2日は、九州の西の海上を北上する見込みです。

 鹿児島県奄美市の海岸では、サーフボードに乗って沖に出た男性が

高波に流され行方不明になっております。

 気象レーダーによる解析では、鹿児島県鹿屋市付近で1時間に

約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は

「記録的短時間大雨情報」

を発表しました。同県肝付町で同57・5ミリ(8月観測史上最多)、

高知県馬路村で同40・5ミリの激しい雨を観測しました。

鹿児島県の種子島空港では、最大瞬間風速39・6メートルを記録。

 2日にかけて九州南部では湿った空気が流れ込み、大雨の恐れがあるといいます。

 台風10号は2日午前0時現在、鹿児島県枕崎市の西約230キロの海上を

時速約35キロで西北西へ進みました。

中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル。

最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径70キロ以内が暴風域となります。

 2日にかけて予想される最大風速は、九州北部25メートル、

九州南部23メートル、奄美地方20メートル。

最大瞬間風速は九州北部・南部とも35メートルと見込まれ、

波の高さ6~8メートルの大しけが続くとみられます。

まだまだ大きな被害が出てくる可能性もありますので、今後の進路も

注意して充分に警戒して下さい。

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