台風16号、海上は大しけ

大型で強い台風16号は17日、九州北部の一部を暴風域に巻き込みながら、

九州の西海上を北上しました。

最大瞬間風速60メートルで、海上は猛烈にしけました。

気象庁は西日本(近畿-九州)で大雨や暴風、高波、高潮の恐れがあるとして

厳重な警戒を呼び掛けました。

台風は長崎県対馬市の西約110キロを時速約35キロで北進。

中心気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、

中心の東側220キロと西側170キロ以内が暴風域となっています。

朝鮮半島に上陸し、慶尚道では集中豪雨により洛東江と兄山江に洪水警報が、

琴湖江にはこ洪水注意報が発令されました。

西日本と東海は、台風の北上で南から湿った空気が流れ込み、

太平洋側を中心に激しい雨が降っており、18日にかけて局地的に

猛烈な雨が降る恐れがあります。

18日朝までの24時間予想雨量はいずれも多い所で四国400ミリ、

東海300ミリ、九州北部250ミリ、近畿200ミリ、九州南部100ミリ。

東海や近畿ではその後も雨量が増える所がある見込みです。

最近、大型の台風が来ております。

関東では水不足が懸念されておりますが、地域によっては水害が起きたりと

皮肉な物です。

よくニュースで、地元に長く住んでいる方が被害を受けた時に聞く

『今までで経験した事が無い』

という言葉。地球規模で気象状況が変わって来ているのが分かります。

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