静岡県は9日、来年6月を目標に策定を進めている第4次地震被害想定では、
1000年に1度起きる可能性がある南海トラフの巨大地震と、
100年に1度あるとされる地震について、それぞれの津波被害想定を公表する
方針を明らかにしました。
防潮堤などハード面での対策は、100年に1度の津波高を基準に整備するそうです。
県庁で開かれた県防災・原子力学術会議津波対策分科会で説明しました。
安政地震(1854年、マグニチュード8・4)、大正関東地震(1923年、M7・9)、
県の第3次地震被害想定、中央防災会議が2003年に示した東海・東南海・南海地震が
連動した場合の想定モデル(M8・7)を基に、100年に1度の津波高を算出。
安政地震より古い地震は、科学的データが少ないため、検討対象から外しました。
現在の第3次被害想定と比較すると、津波高は若干高くなる見通しです。
一方、1000年に1度起きる可能性がある東日本大震災クラスの
巨大地震による津波は、防潮堤で完全に被害を防ぐことは難しいとしました。
しかし、1000年に1度の津波を防ぐ防潮堤を作るのは難しいそうです。
津波が防潮堤を超えた場合の対策の検討をする必要があるそうです。
確かに想定を大きくしてそれに備える事が出来れば安心感も増します。
でも実際には、費用や現実問題としてある多くの問題にはばかれてしまいます。
ですので、万一起きた場合も多方面で考えて、自身で備える事が一番だと思われます。