地震計プログラムに不具合

気象庁は16日、先日御伝えさせて頂きました12日夜に福島県中通りで発生した

震度5弱の地震について、震度を下方修正し震度4に訂正しました。

震度を算出する処理装置のプログラムに不具合があったといいます。

同じ処理装置がある全国20カ所でも不具合の可能性があり、同庁は詳しく調べるそうです。

地震計の設置場所の問題で震度の訂正はこれまでありましたが、

処理装置のプログラムの不具合で訂正するのは初めてだそうです。

今回不具合が見つかったのは、福島県古殿町に設置されている多機能型地震観測施設内の

処理装置の演算プログラム部分。地表部と地中部の地震計のデータを取り込んで

処理する演算装置で、地中部のデータが遅れたことで、地表部のデータ2回分を

地中部のデータと誤って演算処理したといいます。

東日本大震災後に設置された同じ演算プログラム部分がある処理装置は

全国で35カ所あるそうですが、運用を開始しているのは20カ所。

この20カ所のうち、7月3日正午~8月15日午後7時までに震度を観測した

14カ所について震度の精査をしています。

12日の地震は、あの日航機墜落事故とたまたま(?)同時刻だった事と

かなり局地的だった為に色々なサイトでも取り上げられておりました。