昨日のブログに引き続き、今日は静岡県の津波被害想定についてです。
下田市が最大33メートル(3月の想定では25・3メートル)、
南伊豆町が26メートル(同25・3メートル)、
静岡市駿河区が13メートル(同10・9メートル)とかさ上げされました。
一方で御前崎市が19メートル(同21メートル)、
湖西市は16メートル(同17・7メートル)、
沼津市も10メートル(同13・2メートル)とそれぞれ引き下げられた場所もあります。
しかし、津波による浸水域は第3次被害想定の37・85平方キロメートルに対し、
4倍近い150・5平方キロメートルにのぼっています。
とりわけ浜松市、湖西市といった遠州灘沿岸では浸水域は内陸部まで拡大。
下田市や静岡市清水区などは、市の中心部まで水没する想定です。
現在第4次被害想定を策定中の県危機管理部では、最大クラスの災害については、
内閣府の想定を参考にしたいが、100年に一度クラスの災害については、県独自に試算するそうです。
原則として、100年に一度の大災害を想定して防災施設などの整備を行い、
南海トラフ巨大地震のような「千年に一度」といわれる災害には、
ハード面だけでは対応できない部分もあるので、住民の避難を中心に、
ソフトとハードの両面から対策を練りたいとしています。
被害想定も大きい為、国や自治体だけではなく、各個人レベルにおいても
防災対策を施す事によって、被害を最小限に食い止める事が出来るかもしれません。