県内で最大4万2千人の死者が出るとされる南海トラフ巨大地震を想定した
県警の初動対応訓練が12日、ありました。
県内の全13署も連動した初の大規模訓練。
港では鹿児島県警の応援も受け、救助訓練にあたりました。
訓練は、午前7時30分、日向灘南部を震源にマグニチュード9の大地震が発生し、
30分後には約10メートルの津波が沿岸部に到達するとの想定。
本部には警備部や交通部から140人が次々と集まり、
署からの情報収集や緊急交通路の指定などに追われました。
宮崎北署は庁舎3階までが津波で浸水したと想定。5階に本部を立ち上げ、
署員がチェーンソーや発電機、無線機などを運び込んみました。
宮崎市の宮崎港では、津波でがれきに埋まった車に男性が閉じ込められた想定で、
宮崎、鹿児島両県警の広域緊急援助隊計35人が共同で救助訓練をしました。
隊員は、がれきに見立てた丸太や鉄パイプをチェーンソーなどで撤去しながら車に向かい、
到着すると「どこが痛いですか?」「もう大丈夫ですよ」と車内に呼びかけながら、
窓ガラスを割り、ドアを工具でこじ開けました。
このような訓練で、災害時マニュアルを確認、充実させたり、いざという時に
迅速に対応できるような備えとなる事は間違い有りません。
小学校の時に、近所の消防署の方が来て、消火訓練を行った記憶があります。
それ依頼、消火器を使う機会は有りませんが、一つの経験値として
未だに役に立っている事は間違いありません。
事前に『想定しておく』事の大切さは、事がおこってからでないと
なかなか分からないものなのかもしれません。。。