「アウターライズ地震」向こう10年M7級の余震は続く見込み

まだ記憶にも新しい12月7日夕方、日本列島に再び緊迫に包まれました。

東日本大震災の震源に近い三陸沖で発生したM7.4の大地震。

「津波! 避難!」と大きく書かれたテロップとともに、

NHKのアナウンサーは大きな声で「逃げてください」と何度も繰り返しました。

この地震は、1年9か月前の東日本大震災の余震といわれていますが、専門家は

今回の地震は“アウターライズ地震”と呼ばれるタイプ。海側の太平洋プレートが、

日本列島が乗っている北米プレートに沈み込んでいく際に割れてしまうことで起きる地震です。

大地震が起きた後の余震として発生することが多いのですが、

沖合の浅い場所を震源とするため、大きな津波を起こすものといわれているようです。

今回と同タイプの地震は、2012年4月にインドネシアのスマトラ島沖でも発生していました。

M8.6という大地震でしたが、やはり本震がそれよりも前に起きていました。

4月の地震の本震とされるのは、今から8年も前に起きたスマトラ島沖地震です。

M9.1を観測した大地震は、今回発生したM7.4を超える余震を

毎年のように引き起こしています。地震の規模がM9だった東日本大震災も、

少なくともあと10年は巨大な余震が続くと考えられるとの事です。

アウターライズか否かは正直情報が異なる部分がありますが

ただ共通している事は

『今後も大きな地震に注意』

という点でしょうか。

起こり得る可能性も高まっている事も間違いないようですので、

用心するに越した事は無さそうですね。