明けましておめでとうございます。
本年も、何卒宜しくお願い致します。
2013年、本日7日より始動致します。
新年最初のブログは活断層の分布と原発の位置です。
東京電力福島第1原発事故は、活断層が縦横に走り、
海底には巨大な地震と津波を引き起こすプレート境界が横たわる日本で
原発を動かす条件は存在しないことを明らかにしています。
そのことを明確に示しているのが、原子力規制委員会の専門家チームが
行っている原発敷地内を走る破砕帯調査です。
これまでに行った3カ所の原発のうち日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)や
東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県東通村)の敷地内破砕帯を
活断層の可能性が高いと判断しました。
これらの破砕帯は、これまで電力会社が「活断層ではない」と主張し、
経済産業省の旧原子力安全・保安院も追認してきたものです。
これまでの審査がいかにずさんであったかを示すものにも成りえます。
現在、国内で唯一稼働中の関西電力大飯原発(福井県おおい町)の調査でも
多くの専門家が活断層の可能性を否定できないとしています。
規制委の専門家チームは、関電美浜原発(福井県美浜町)、
北陸電力志賀(しか)原発(石川県志賀町)、日本原子力研究開発機構の
高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の敷地内破砕帯についても、
調査を行う予定です。
規制委の新たな安全基準を策定する専門家の検討会では、
近傍の活断層による影響評価の不備など、これまでの審査基準そのものの問題が
指摘されています。
いつ、どのような地震が起こるかは分からないので、
再稼働や新増設などを優先させるのではなく、まずは現状の安全確保
という事を最優先にさせるべきなのではないでしょうか。
それにしても、日本にある活断層の多さには驚きます。
ちょっと恐怖を感じる位ですね。。。