シリーズでお伝え致しております首都直下型地震が起きた際の被害想定。
今日は津波についてです。
東日本大震災時にも、甚大な被害をもたらした津波。
自分自身も、あの映像をみてかなり衝撃を受けました。
また、津波に襲われた後の街に住んでいた知人を訪ねに行くと
通常では信じ難い光景が広がっていました。
これをご覧の皆さまも一度はあのショッキングな映像を見た事があると思いますので
これ以上、津波の恐ろしさをお伝えしなくてもいいと思います。
首都直下型地震時には、島しょ部では津波などで最大で約1800人の死者が出ると推計されます。
首都直下地震の際に、東京都内の水門や下水処理施設など計136か所が、
機能しなくなる恐れもあるそうです。
確かに、首都圏内で津波に襲われてしまったら、下水処理もままならなくなり
衛生面でもかなり問題が起きてしまう事が予想されます。
都防災会議が4月にまとめた被害想定の報告書では首都直下地震が起きた場合、
水門が正常に作動しないと最大約2500棟が全半壊するともしています。
以前も津波の恐ろしさを津波1メートルでもほぼ死亡・・・でお伝え致しましたが
通常の海に出来る波とは全く別物です。
小さい頃、川で遊んだ事がある方であれば、ちょっと深くなっただけで川の流れで
足元が取られそうになった経験があると思います。
もしくは、流れるプールでその場にとどまっていようとする事ですら困難だった
経験があるかもしれません。
しかし、津波はその比ではありません。
高さが低いからと津波を甘く見ない事が大切な事だと思います。