首都直下型地震が来た時の恐怖のシナリオ10

シリーズでお伝えしております首都直下型地震の被害についてですが、

今日で10回目。数十万人の『高層難民』が発生してしまう件についてです。

東京の代名詞でもある高層ビル群。

オフィスビルだけではなく、マンションも都心部では景色も良く、日当たりも抜群の為、

超のつくほどの高層化が進んでおります。

その一方で、東京都の被害想定では、電力の復旧まで1週間とされています。

当然、エレベーターも動かない。

地震でエレベーターが停止してしまうと、上階の住人が移動手段を失い

『高層難民』になってしまいます。

東日本大震災時においても、エレベーター内に閉じ込められてしまった方も多くおり、

点検の為、しばらくエレベーターは使用不可。

長い階段を重い水を担ぎながら登ったという方もいらっしゃいます。

彼らはライフラインが復旧するまでの間、生活物資を確保するため

地上まで階段で往復するか、備蓄物資を消費しながら上階で生活しなければなりません。

地上で配給を受け取り、また階段で高層まで上がるというのは現実的にかなり厳しいものがあります。

まだ、体力に自信のある人であれば問題無いかもしれませんが、お年寄りや、足腰に不自由がある方

ともなると、容易ではありません。

耐震・免震構造により大きな被害は無くとも、部屋に戻れず避難所生活に。。。

そんな『高層難民』の数は数十万人という単位になるとも言われてます。

食料や水などの備蓄、楽に運べるうちに少し多めに検討されても良いかもしれません。