あれから3年・・・

3.11。未曾有の大震災と言われている東日本大震災。

復興も進んではいるものの、満足な復興とは言えない事も多々あります。

もう3年とも言えるかもしれますし、まだ3年とも言えるかもしれません。

あの日、皆様はどこで、何をしていましたでしょうか。

私自身も今でもその日のことを鮮明に覚えています。

都内に居た自分は、初めはずいぶん長い地震だと感じていましたが、

そのうち様子は一変。

いつもの揺れとは大きく異る揺れに、ついに首都直下型地震が来てしまった

と、テレビからの情報を得るまでは思っていました。

震源は東北地方。

その情報を聞いて耳を疑ってしまいました。

家族への連絡もままならないまま、一時揺れが収まったと思ったら

また大きな余震。

その繰り返しの中、津波の情報も耳に届きました。

ただ、その頃には、自分の身の安全を図るとともに、

水や食料、ライフラインは平気か等も頭をよぎりました。

津波の情報は、次第に広範囲に広がっていくのが分かりました。

しかし、最初に自分が目にした津波の映像は、第一波が届いたに

過ぎなかったようです。

それでも、陸地の内部に深く入り込んでいく様子を目にすると

自然の力には勝てない無力さも覚えました。

その後は・・・言うまでもありませんが、信じがたい映像が

日々流れてきているのを、目にするしかないという状況でもありました。

震災から8ヶ月経った時、東北地方に居る知人を訪ねに行った際、

沿岸部に近い場所から街中まで見ても、驚きの連続でした。

瓦礫の撤去は徐々に進んではいるものの、常識では考えられないような

光景が永遠と続いていました。

この震災で良く耳にした『想定外』。

確かに類を見ない揺れや津波に対してどうしたらいいのか

という疑問も残ります。

しかし、過去に学んで今できる備えを、0から確認する機会として

自分自身も含め、今日という日を考えて行きたいです。