宣伝にもなりますが損害保険ジャパン(以下損保ジャパン)は
企業向けに南海トラフ専用の「特定地震危険補償利益保険」および
「地震デリバティブ」を6月1日に発売しました。
同商品は、南海トラフ巨大地震の発生により、企業の営業利益が減少した場合などに
すみやかに保険金(地震デリバティブの場合は補償金)を支払うことで、
企業の事業継続を支援することを目的として開発しました。
南海トラフ専用「特定地震危険補償利益保険」は、南海トラフ対象地域内に
東海地震エリアBox、東南海地震エリアBox、南海地震エリアBoxの3つのBoxを設定し、
契約時に選択した特定のBox内に震源を持つマグニチュード8.4以上(震源深さ60km以内)の
地震が発生した場合に、企業の利益減少額と通常要する費用を超えた営業継続費用を
対象に保険金を支払います。また、同商品は保険金請求書類の受付から30日以内に
保険金を仮払いすることが可能であり、企業の当座の運転資金として活用できるといいます。
保険期間は5年。支払対象期間は、保険金支払要件に該当する地震発生日から
収益復旧日まで(12か月限度)。販売対象は主に中堅企業や中小企業となります。
商品を扱う自分が言うのもなんですが、東海、東南海、南海地震に的を絞った
商品まで出てくるとは思っていませんでした。
それだけ関心もあるだろうという事、またリスクもその分あるという事。
出来れば起きて欲しくありませんが、現実問題として起こってしまっても
おかしくない状況である事は間違い無さそうです。
皆さんに伺っても、絶対に起きないという方はいらっしゃいませんでした。
いつかは分からないけど、起きるだろう・・・というように思われている方が
自分の周りには多かったですね。