昨日9月1日は「防災の日」。大震災に備えた防災訓練が各地で行われました。
政府は死者が最悪32万人に上るとされる南海トラフ巨大地震を想定した
初めての総合防災訓練を実施しました。
東日本大震災で被災した福島県は3年ぶりに総合訓練を再開しました。
総務省消防庁によりますと訓練の参加予定人数は43都道府県で
約133万人でしたが、九州や四国では雨の影響で訓練を中止する自治体もありました。
政府の訓練は午前6時5分ごろ、静岡県から九州の日向灘を震源とする
マグニチュード(M)9.1の巨大地震が発生、
広い範囲で震度7の揺れが起きたと想定。
官邸に閣僚や各省庁担当者が集まり、緊急災害対策本部会議や臨時閣議で対策を協議。
6月に改正された災害対策基本法に基づき対処方針を決定しました。
政府の被害想定では南海トラフ地震で死者32万人、
経済被害220兆円が出る恐れがあるとされています。
官民挙げて防災・減災に取り組めば死者は5分の1、
経済被害は半減できるとしており、内閣府は一人ひとりが
防災意識を高めるよう求めています。
容易には想像できない巨大地震かもしれませんが、
意識する事が大切なのかもしれません。