17年後の2020年オリンピック開催が東京に決定しましたが、
一方で懸念されているのが地震のリスクです。
新しい競技場の建設が予定される湾岸エリアで万一、
大きな地震が起きた際は様々な被害が予想されます。
今でも多くのマンションが建てられていたりと湾岸エリアが
オリンピックに向けてにぎわっておりますが、湾岸エリアゆえの懸念のひとつが、
液状化である事は間違いありません。
都の想定でも競技会場に液状化の可能性を示しています。
競技会場の湾岸エリアのような軟らかい地盤は、地震の揺れが増幅され、
液状化が起きてしまいます。競技施設などの大きな構造物自体は
問題ないかと思われますが、周辺が液状化してしまうと、多くの被害、また
施設としても機能しなくなってしまう可能性もあります。
震源地が首都直下型だけでなくても安全とは言えません。
実際に東日本大震災では、震源域から約500キロ離れ、
地面の揺れは震度3だった大阪市で、庁舎の52階部分が長期地震動の影響により
水平方向に最大で約2.7メートルも揺れたといいます。
メインスタジアムだけではなくその他の予算問題も上がっているようですが
震災に対しても問題はあるように思えます。