全国各地で乾燥注意報が出されています。
多くの皆さまも、何となく空気が乾燥しているというのが
肌等で感じる事が出来ているのではないでしょうか。
そこで、この乾燥注意報が出される基準が何か?
という事を調べてみました。
東京都では『最小湿度25%で実効湿度50%』、ただ同じ東京都でも伊豆諸島南部では
『最小湿度35%で実効湿度65%』と違いがあります。
また、大阪府では『最小湿度40%で実効湿度60%』と、地域によってその基準が違う
という事のようです。
ちょっと意外でした。。。
この実効湿度とは、火災予防の目的で数日前からの相対湿度に経過時間の重みをつけて算出した、
木材などの乾燥度を表す示数です。実行湿度が50~60%以下になると火災発生の危険性が高まる
という事で、予想される最少湿度を勘案して乾燥注意報を発表しています。
また、近年都市化の影響により、湿度は長期的に低下する傾向があります。
東京(大手町)では、20世紀の間に年平均相対湿度が20%程度低下しているそうです。
これは、土壌などの吸湿性のある地表が少なくなった影響とみられています。
つまり、火災のリスクが高まっているとも言えます。
これからの季節、特に注意が必要ですね。