地震保険料年末控除について

既に年末調整等で会社に色々な控除証明書を提出されている方も

多くいらっしゃるのではないでしょうか。

生命保険だけでなく、地震保険も控除対象になります。

~地震保険料控除制度の概要~

納税者が特定の損害保険契約等に係る地震等損害部分の保険料や掛金を

支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。

これを地震保険料控除といいます。

~対象となる損害保険契約等~

控除の対象となる保険や共済の契約は、自己若しくは自己と生計を一にする配偶者

その他の親族が所有している家屋で常時その居住の用に供するもの又はこれらの者の

有する生活用動産を保険や共済の目的とする契約でかつ地震噴火又は津波を原因とする

火災、損壊等による損害をてん補する保険金や共済金が支払われるものに限られます。

地震保険料の控除額は、年間の支払い保険料が5万円以下の場合は支払い額全額、

5万円を超える場合は、5万円が控除額という事になります。

この控除とは、丸々5万円が戻って来る・・・という訳ではなく、あくまで

所得した給料からの控除となるので、実質は所得税率をかけた分が戻ってきます。

※所得給料にもよりますが、およそ10~20%となります。

以前は火災保険部分にも控除があったのですが、今は地震保険部分のみです。

地震保険料が高いと感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、

地震保険料の10~20%を引いた額が実質の保険料となります。

値上げも決まっておりますので、その前の保険料がお得な時期に

検討する価値があるかもしれません。