気象庁は先月28日、2013年度の天気予報や防災情報の精度などを
自己採点した業務評価リポートを発表しました。
昨年8月に奈良県と大阪府で震度6弱から7程度の揺れが来るとした予想で
計83地域に誤報を発表したことが影響し、緊急地震速報の的中率は
前年度比16ポイント減の63%に低下しました。
的中率は緊急地震速報として発表するべきだった地震(震度4以上)のうち、
実際の揺れとの誤差が震度階級1以下だった割合。
同庁は15年度までに85%以上とする計画だそうです。
昨年8月の誤報は海底地震計の故障が原因のようですが、
これを除くと、的中率は86%だとの事です。
一方で、台風予想の72時間先の中心位置と実際との誤差は13年までの
過去5年の平均が288キロで、12年までの5年平均の314キロから改善しました。
衛星観測データなどの活用先を増やしたことで精度が上がったようです。
翌日の天気予報が大きく外れた日数は、13年までの過去3年の平均で、
降水確率が26日、最高気温が37日、最低気温が23日で、前年からほぼ横ばいでした。
天気予報も日常生活には欠かせないもので、何をするにも頼りにするものです。
緊急地震速報も、最近は耳にしませんが、いざという時には
身構える準備になる事は間違いありません。
ただ、緊急地震速報が鳴ってから地震保険に入るのでは手遅れかもしれません。
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