御嶽山は、噴火が始まって5日目となった10月1日も噴火が続いているとみられます。
気象庁は、引き続き「火口周辺警報」を発表して、火口から4キロ程度の範囲では
噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
御嶽山は、先月27日の昼前に噴火し、その後も山頂の南西側にできた
複数の火口から噴煙が上がり続けています。
気象庁によりますと、火山活動の状態を示す火山性微動は、一時、
振幅が小さくなりましたが、9月30日の朝以降はやや大きい状態が継続している
ということで、噴火が続いているとみられます。
また、気象庁が9月29日、山麓で火山ガスを観測したところ、
二酸化硫黄の放出量の平均は1日当たり1000トン前後で、
その前より増えていたということです。
気象庁は、引き続き「火口周辺警報」を発表して長野県王滝村と木曽町、
岐阜県高山市、それに下呂市にまたがる火口から4キロ程度の範囲では、
噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。