富山県知事、21日の大雨を激甚災害指定要望へ

石井知事は25日、今月21日の大雨による被害について、

激甚災害指定を国に要望する考えを明らかにしました。

堤防が崩れる被害が出た高岡市山川の農業用ため池を視察した後、

報道陣に「(同様に被害が出た)福井県と一緒に要望したい」などと話しました。

 県によると、今回の大雨では、高岡、氷見市を中心に住宅で、

床上浸水102棟、床下浸水1037棟、農林業関係では、

農地の法面などの崩壊29か所、ため池の堤防の崩壊・亀裂2か所、

水稲の浸水531ヘクタールなどの被害が出ています。

 激甚災害に指定されると、公共土木施設や農業用施設などを復旧する

国の補助事業で、補助率が引き上げられます。

 一方、視察では、高岡市の高橋正樹市長や山川自治会の要藤徹夫会長が、

ため池から水を供給する水田が6ヘクタールに上ることや、

堤防(延長25メートル)の半分が崩れ、残る半分も亀裂が入って必要な水量を

ためられない状況などを説明し、早期復旧を求めました。

公共のものは行政で復旧出来ますが、個人の財産はご自身で守るしか

ありません。

大切な財産についての補償、今一度ご確認下さい。