今日は、私の御客様で実際に地震保険を受け取って頂いた例を
いくつかご案内させて頂きます。
都内のマンションの例です。
場所:渋谷区
被害:家財
地震保険金額:500万円
地震保険料(年):7,750円
損害認定:一部損
受取保険金額:25万円
被害状況を実際私も拝見させて頂きましたけれども
部屋の中に、趣味で集められていた陶器の品物を飾られていたのですが
地震の揺れで床に落ちてしまい割れてしまったものがいくつかありました。
また、その落下に伴って床やテーブル、ソファーにも傷がついてしまったり
テーブルが動いてしまった事によって、ショーケースに傷が少しついてしまったり
という物もありました。
地震の翌日にご連絡差し上げました際に、やはり陶器の品物が割れてしまった
という事のみを伺っていたのですけれども、それだけですと地震保険の受取の対象
にはならないケースがほとんどです。
というのも6月6日にご案内させて頂きました地震保険その3の内容の通り、地震保険の損害の認定方法は3つの区分しかありません。
また、いくらの損害が出たか、例えば、今回のケースですと陶器のお皿が実は
一枚20万円するものがあった場合でも、『飾りのお皿1枚の損害』という
判断になります。
この御客様のケースの場合、陶器の損害が一番多かったのですけれども、小さな
傷や被害というのが、あちこちにありました。
もしかしたら、これをご覧になって頂いている方の中でコップが割れてしまったり
テレビがひっくり返ってしまったりされた方もいらっしゃると思います。
実際、この御客様も、実は陶器だけではなく、普段使っている安いコップも割れて
しまったという事も後で分かりました。
また、家財も動いたという事で、私が確認させて頂いたところ、よく見てみると
小さな傷ですが、ショーケースにも傷があったりしました。
それらをトータル的に判断させて頂きまして、家にある家財道具について
どれだけの割合で損害が出たのかという判断になりますので
例え、一度床に落ちてしまったけれども、普通に見れているというテレビ
についても、少しでも傷が付いていれば『損害』という事になります。
皆様がご加入されている担当者の方からは、このような話を聞いた事がありますか?
せっかくご加入されている保険であっても、いざという時に使える物
でないと全く意味が無いものになってしまいます。
それであれば、神社やお寺で『家内安全』の御札を買っておいた方が
もしかしたらいいのかもしれない・・・という事になりかねませんね。。。
この御客様のケースの場合、高価な物が壊れてしまった為に
受け取って頂いた25万円で全ての物を元通りに戻すのには足りない
お金だったようですけれども、それでも御客様からは喜んで頂けました。
この仕事をしていて良かったと思えた時でした。