火災保険支払い事例(盗難・空き巣編)

最近、私のお客様で、東日本大震災の影響によるマンションの

補修工事を行った際に起きた事故(盗難)についてのお支払事例です。

9階建のマンションで、外壁の補修もあるという事で足場がしっかりと組まれ

万一、資材等が落下、飛び散らないように養生(マットで覆われた状態)されてました。

着工に入る前に、入居者の方に住民説明として防犯上、足場等が目隠しとなってしまう為

工事関係者にはナンバーが付いた作業着の着用をさせる事や、窓に付けられる簡易的な

施錠も配られたりしたそうです。

工事が始まり、足場もしっかり組まれたある日、お客様は旅行に出かけました。

少しするとご親族の方から連絡があったそうです。

『泥棒が入ったみたい』

お客様の家の窓ガラスが割られ、中は無茶苦茶にされ現金やバック等

盗難に遭ってしまいました。

他の階の部屋も窓ガラスを割られ、侵入された形跡があったようですが
事務所の利用という事で、現金を置いて無く、特に盗難の被害は無かったようです。

旅行中という事もあり、すぐには戻れない状況だったようですが
警察の方と電話でやり取りしたり、被害状況を警察の方が記録していたり
したそうです。

ご帰宅後、私も部屋の状況や、被害当時の状況写真を拝見させて頂きましたが
ひどい状況でした。

ただ、泥棒と鉢合わせになってケガ等の被害が無かった事が不幸中の幸いと
唯一言える事だと思います。

被害は窓ガラスの破損(線入りガラス)、革製バック、現金でした。

ガラスも普通の透明な物よりも割高な物だったり、バックも高価なものでした。

取られてしまった物は帰ってきませんが、今回の事故で実際に

お客様に受け取って頂いた保険金は

『374,283円』となりました。

被害には遭ってしまったけれども、お金を受け取れて良かったと

お客様は大変喜んでいました。

この金額があるのと無いのとでは、精神的にも大きく変わってきますよね。

被害には遭いたくないものですが、もし盗難に遭ってしまった際にも大切なお金の

損失は防げるのも、火災保険の一つの機能です。

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